舞台 梅風呂

2010年11月28日

「RENT」

「RENT」

■劇作・脚本・音楽・作詞:ジョナサン・ラーソン
■演出:エリカ・シュミット
■翻訳:吉元由美(訳詞)
■出演:福士誠治 / Ryohei / 米倉利紀 / ソニン / 田中 ロウマ / Shiho / Miz / 白川裕二郎 / 他
■会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール (兵庫県)
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2010年10月30日

劇団四季「春のめざめ」

●ブロードウェイスタッフは00年代の「レント」を目指したのではないかと思った。

●しかし四季の開口法は何とかならんのか。台詞の自然な流れや繊細な感情の表現を台無しにしてた。ちょっとぐらい聞き取りづらくたって、声がかすれてたっていいじゃない。

●権威ある大人と慣習VS若者の自由奔放さやリビドーという構図は一般に普遍的なものと捉えられている。でも冷静に考えてみると、今の日本で問題なのは、むしろ若者が反面教師(あるいは目標)にすべき権威や慣習が失われてしまったことなんじゃないだろうか。その意味で、「春のめざめ」は現代の日本の若者たちの心に響いてこないんじゃなかろうか。ああ、なんかもやもやする。

●照明の美しさにはほれぼれしたな。正面奥の壁に埋め込まれたはだか電球と側面の毒々しい色の蛍光灯が効果的に使われてた。
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2010年10月17日

「今の私をカバンにつめて」

■脚本・作詞:グレッチェン・クライヤー
■音楽:ナンシ−・フォード
■翻訳・上演台本:三谷幸喜
■演出:G2
■出演:戸田恵子・入絵加奈子・麻生かほ里・植木 豪(Pani Crew)・石黒 賢
■演奏:ベース:千葉一樹 ピアノ:江草啓太 ギター:松宮幹彦 ドラム:野呂尚史
■会場:大阪ビジネスパーク円形ホール

舞台がナイトバーのステージになっており、主人公(戸田恵子)率いるプロのバンドが夜の本番に控えてリハーサルをするという設定。本物のリハーサルを覗いているような錯覚に。
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2010年09月30日

「ハーパー・リーガン」

■作:サイモン・スティーヴンス
■演出:長塚圭史
■出演:小林聡美 山崎一 美波 大河内浩 福田転球 間宮祥太朗 木野花
■主催:関西テレビ放送/梅田芸術劇場/サンライズプロモーション大阪
■企画・製作:(株)パルコ
■会場:シアター・ドラマシティ
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2010年09月24日

ウィキッド

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2010年07月31日

「キャンディード」

兵庫県立芸術文化センターで佐渡裕プロデュースの『キャンディード』を観てきた。
この『キャンディード』にはちょっとした縁がある。高校の頃、部活の副顧問からミュージカルの名曲の入ったCDをもらった(どうして彼がこのCDをくれたのか、理由は忘れてしまった)。このCDにはウエストサイドストーリーの「マリア」や「トゥナイト」といった有名な曲も収録されていたのだが、一番気に入ったのは「キャンディード」の「Overture」と「Make our gardens grow」だった。何度も繰り返し聴いたので、最初から最後までメロディーを空で口ずさむことができるようになった。この2曲は今でも特別だ。「一番好きなクラシックの曲は何ですか」と問われたら考え込んでしまうけれども、「一番元気の出る曲は」と問われたなら、間違いなくキャンディードを挙げる。
いつかは生の舞台で観てやろうと思っていたところ、運良く近くのホールで上演が決定。しかも一流の指揮に一流の演出で!
さて、ストーリーはというと、主人公が油田を見つけて大金持ちになったり、騙されて一文無しになったり、ブッシュやベルルスコーニといった現代の先進国首脳が海パン一丁で出てきたり、登場人物たちが死んだり生き返ったり、KKKの衣装をまとった人たちが出てきたり、とはちゃめちゃで正直ついていけないところもあった。しかし佐渡さんの振るキャンディードは力強く躍動感があって、自然と体が動きそうになった。序曲の変拍子がかっこいい。音楽もさることながら演出もなかなか凝っていた。舞台が巨大なブラウン管のテレビになっていて、観客はテレビの中の出来事をみる格好になる。つまり、舞台の上で起きることはテレビの中のファンタジーだと暗示されているわけだ。
舞台はおよそ3時間ほど。巨大なエネルギーの塊みたいな音楽や芝居の渦に巻き込まれ、ふらふらの恍惚感の中、劇場を後にした。
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2010年07月21日

劇団わらび座「アトム」



f:id:soledad1979:20100721181850j:image


兵庫県立芸術文化センター中ホールにて、11時開演。



20××年、十万馬力のロボット「アトム」の時代は終わり、さらに進化したヒト型ロボットが、パワーを大きく制限され、人間への絶対服従を強いられている時代。


路地裏の倉庫では、ロボットだけの秘密のパーティーが開かれていた。


元科学者・神楽坂町子の屋敷で働くトキオと、親友のアズリが創った歌は、自由を持たないロボットたちに生きる喜びを生んでいた。


そこに人間の若者たちが紛れ込んでくる。


工場で働くタケとエミ、親に未来を決め付けられて苦しむマリア。


「私たちだってロボット!」


人間とロボットの叫びは心を結びつける。


やがてマリアとアズリに愛が芽生える。


しかし、それを許さない人間の力と暴力によって、アズリは殺される。


復讐を叫ぶロボット達に、元科学者のスーラが「殺人兵器として十万馬力のアトムを甦らせるのだよ」と煽る。


アトムを密かに預かっていた神楽坂町子は、「暴力で何かを解決した事があったか」と、トキオを諭す。 そして、トキオに隠された秘密が明かされる。


アトムは甦るのか―、トキオの決断は―。



ストーリーはいたって単純明快で、歯の浮くような台詞も随所に出てくる。こういった「直球」の作品は一般に陳腐化しやすい。しかしそうさせないのは、役者のレベルの高さと熱い演技、そして的確な舞台演出のおかげだろう。四季にも負けない魅力的なミュージカルだった。


わらび座という劇団のことをこれまで知らなかったのだが、秋田に拠点を置き、半世紀以上の歴史、200名を超える劇団員と専用劇場を有する団体らしい。題材を日本の文化に求めた作品を得意としているようだ。生活の場と芸術表現の場を同じくし、構成員で共同生活をする、一時期世界中で流行った芸術家コミューンが思い浮かんだのだが、あたっているだろうか。


今回はアトムというSF的なテーマの作品だったが、「カンアミ伝」や「山神様のおくりもの」等の土着的な作品も観てみたい。


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2009年05月31日

NO ONE MOURNS THE WICKED



ウィキッドのブロードウェイ オリジナル キャスト版。親切な人が英語の字幕を付けてくれている。
エルファバ役のイディナ・メンゼル(Idina Menzel、『RENT』のモーリーン役でも有名)、グリンダ役のクリスティン・チェノウェス(Kristin Chenoweth) はもちろんのこと、アンサンブルのレベルが非常に高い。
ストーリーがわかっていると、グリンダが「And Goodness knows, the wicked's lives are lonely. Goodness knows, the wicked die alone」と独唱するあたりは何度聞いても泣ける。


[歌詞と台詞]

No One Mourns The Wicked
グッドニュース
(グリンダはピンク、アンサンブルは黒)

Good news!
She's dead!
The Witch of the West is dead!
The wickedest witch there ever was
The enemy of all of us here in Oz
Is dead!
Good news!
Good news!

グッドニュース
聞け!
恐ろしい魔女
悪者は消え去る
俺たち皆の敵は
死んだ!
グッドニュース
グッドニュース



『 Look! It's Glinda!
Fellow Ozians...

『 見ろ! グリンダ様だ!
オズの皆さん、



Let us be glad
Let us be grateful
Let us rejoicify that goodness could subdue
The wicked workings of you-know-who.
Isn't it nice to know
That good will conquer evil?
The truth we all believe'll by and by
Outlive a lie
For you and --


みんなで 祝いましょう
正しき者はいつの世も
栄え続けるのよ
悪い魔女は もう現れない
素敵な オズの国を
創りましょう
共に




No one mourns the Wicked.
No one cries: "They won't return!"
No one lays a lily on their grave.
The good man scorns the Wicked!
Through their lives, our children learn:
What we miss,
When we misbehave:

消えたぞ ウィキッド
さあさ 集まれ
奴は二度と来ない

哀れな ウィキッド
死んでいってぞ
もはや戻らない



And Goodness knows
The wicked's lives are lonely.
Goodness knows
The wicked die alone.
It just shows, when you're Wicked,
You're left only
On your own...

Yes, Goodness knows
The wicked's lives are lonely.
Goodness knows
The wicked cry alone.
Nothing grows for the Wicked,
They reap only
What they've sown...

誰にも
愛されぬまま
ひとり 消えてゆくの
それがあの子の 悲しき運命(さだめ)


誰にも
愛されぬまま
ひとり 死んでいった
それが彼女の 悲しき運命(さだめ)



Are people born Wicked? Or do they have
Wickedness thrust upon them? After all, she had
a father. She had a mother, as so many do...


悪い魔女がどうして生まれたのかお話ししましょう。
彼女にも父親はいました。もちろん母親もいたの。多くの人と同じように。




How I hate to go and leave you lonely.
That's alright--it's only just one night.
But know that you're here in my heart
While I'm out of your sight...

一人にしてしまうよ
大丈夫 たった ひと晩
君ひとりだけを 愛してるよ



And like every family--they had their secrets...

そしてどこの家庭にもあるように。。。彼らにも秘密があったの。



Have another drink, my dark-eyed beauty
I've got one more night left, here in town
So have another drink of green elixir
And we'll have ourselves a little mixer
Have another little swallow, little lady,
And follow me down...

飲みなよ さあ この酒を
二人で楽しもう
不思議だろ この色は
魔法の酒 飲み干そう
そうすりゃ 気分は最高
ここへおいで



And of course, from the moment she was born, she was--well--different...

魔女は生まれたときから。。。ちょっと。。。普通ではなかったの。




It's coming...
Now?
The baby's coming...
And how!
I see a nose
I see a curl
It's a healthy, perfect,
Lovely, little-

『 Sweet Oz!
What is it? What's wrong? 』

How can it be?
What does it mean?
It's atrocious!
It's obscene!
Like a froggy, ferny cabbage
The baby is unnaturally -
Green!

『 Take it away ... take it away!

出てくる
よし!
産まれます
やった!
産まれた
頭だ
可愛い 元気な 赤ちゃん さあ

『 大変だ!
どうしたの? 』

不思議だ
この子の
醜い
顔は
その肌の色は 恐ろしい緑だ
グリーン!

『 連れて行け。。。さっさと連れて行け!



So you see - it couldn't have been easy!

こうして悲劇は始まったの。



No one mourns the Wicked!
Now at last, she's dead and gone!
Now at last, there's joy throughout the land.

魔女はいない
さあさ 歓べ
オズに 平和が来た



And Goodness knows
We know what goodness is.
Goodness knows
The wicked die alone.
She died alone.

Woe to those
Who spurn what goodness is
They are shown

No one mourns the wicked
Good news!
No one mourns the wicked!
Good news!
No one mourns the wicked!
Wicked!
Wicked!

誰にも
(独り)
愛されぬまま
(Ah〜)
一人 死んでいった
(去り行く)
悪は
滅んで行く
運命(さだめ)

死んだぞ ウィキッド
(ウィキッド!)
悪い魔女 ウィキッド
(ウィキッド!)

死んだぞ! ウィキッド!
ウィキッド!
ウィキッド!



英語版の歌詞を見ると、改めて気が付くことが多い。日本語の歌詞は原文の意味を的確に伝えてくれてはいるけれど、原文の情報や意味が全部表されているわけではない。同じ数の音節で表現できる内容は英語の方が圧倒的に多いので、仕方ないのだけれど。
posted by うめ at 18:44| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月25日

劇団四季『ウィキッド』大阪公演決定

大阪四季劇場の次の演目が『ウィキッド』に決定。



ミュージカル『ウィキッド』大阪公演概要
□ 開幕 2009年10月11日(日)
□ 劇場 大阪四季劇場
□ 一般発売 8月1日(土)
【「四季の会」会員先行予約 7月25日(土)】

なんとしても初日のチケットを抑えなければ。
posted by うめ at 15:31| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月01日

第2キャラメルボックス

次のページで、キャラメルボックスの過去の上演作品が無料配信されています。全画面表示にしても高画質なストリーミングが可能だから結構いいかも。

第2日本テレビ--第2キャラメルボックス


[配信予定]

5月15日(火)〜6月12日(火)18時
『太陽まであと一歩』 2003年
 出演 上川隆也・西川浩幸 他

5月29日(火)〜6月26日(火)18時
『雨と夢のあとに』 2006年
 出演 福田麻由子・岡田達也 他

6月12日(火)〜7月10日(火)18時
『広くてすてきな宇宙じゃないか』 2005年
 出演 大森美紀子・西川浩幸 他

6月26日(火)〜7月24日(火)18時
『さよならノーチラス号』 1998年
 出演 西川浩幸・上川隆也 他

7月10日(火)〜8月7日(火)18時
『スキップ』 2004年
 出演 坂口理恵・岡内美喜子 他

7月24日(火)〜8月21日(火)18時
『クロノス』 2005年
 出演 菅野良一・西川浩幸 他
posted by うめ at 21:54| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月29日

劇団黒テント『かもめ』

劇団黒テントかもめ
■@神楽坂シアター イワト
■4月29日(日) 14:00〜

ロシアの作家アントン・チェーホフの作品。小田島雄志氏の翻訳で(ちなみに、1月に観にいった『えっと、おいらは誰だっけ』は息子の小田島恒志氏の翻訳だった)。
あらすじは「夢多き女性ニーナと、作家志望の青年トレープレフの物語。名声を夢みて有名な作家トリゴーリンのもとに走ったニーナは、やがてトリゴーリンに棄てられ、彼との間にできた子供にも死なれて、精神的にも肉体的にも傷つく。2年後、トレープレフを訪れた彼女は絶望の淵を彷徨っていたが、もはや自己の生きてゆく道をはっきり自覚した女性であり、プロの女優であった。一方のトレープレフは新進作家として売り出してはいたが…」。

脚本の解釈や演出しだいで喜劇にも悲劇にもなりそうな作品だった。演じる側の裁量にゆだねられている部分が非常に大きいような。だから、またいつか、別の劇団の演じる『かもめ』を観てみたいと思った。
余談だが、観劇中何度も研ナオコの「かもめはかもめ」が頭をよぎった・・・。

今回の『かもめ』はいわゆる「不朽の名作」と言われるような作品だったけれど、こういう古典を観るのはよいものですな。ピアノでは古典派を弾き、小説も古いのを読んだりするのに、芝居ではこれまでシェイクスピアなどの古典を何となく避けていました。
今年10月にはブレヒトの『三文オペラ』の公演があるようなので、足を運ぼうと思います。

次の予定は『血の婚礼』。期待と不安が半々。
posted by うめ at 21:20| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月16日

演劇集団キャラメルボックス『まつさをな』

演劇集団キャラメルボックスまつさをな
■4月14日土曜日 19:00〜
■池袋サンシャイン劇場

■STORY
嘉永5年4月、小田原藩士・青柳啓一郎は、友人の宇佐見静馬・岩本鉄之助とともに、旅芸人の一座を見に行く。
目隠しをして剣を振る娘・千鶴を見て、驚く啓一郎。千鶴の顏は、1年前に病で亡くなった姉に瓜二つだった。
啓一郎は、父・徳右衛門に進言して、千鶴を青柳家の養子として引き取ることに。
最初は一座に帰りたがっていた千鶴だが、自分を引き取ろうと言い出したのが啓一郎だと知り、密かに思いを寄せ始める。そして……。


お芝居の構成が良かった。照明と音楽の使い方も。暗闇の中、千鶴と静間が切り結ぶシーンはうまいこと演出されていたなあ。
今回はわりと笑いが多めの舞台だった。

キャラメルボックスの次回公演は『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』の再演(7月5日〜8月5日まで)。非常に評判の高い作品のようなので、今から楽しみだ。
posted by うめ at 21:23| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月08日

劇団 PEOPLE PURPLE『SMILE☆スマイル』

劇団 PEOPLE PURPLESMILE☆スマイル
■2007年4月8日(日)
■シアターVアカサカ

■A: 「袋小路なクリスマス」 13:00〜
蓮森美どり・宇田学・北原絢子・タッシー・伊部夢花
■B: 「子ー大×友=忘」 15:00〜
植村好宏・森下仁佐恵・宇田学・柏村有美・鎌田亜由美・習田歩未
■C: 「袋小路的結婚式」 17:00〜
蓮森美どり・宇田学・駒居美輪・原田虎鉄・一明一人(ゲスト


1月初めに観た『ORANGE』に続いて、2回目のPEOPLE PURPLE。Aの「袋小路なクリスマス」と「袋小路的結婚式」は、『ORANGE』に登場する破茶滅茶なキャラクター袋小路林檎を主人公に据えた作品。いやもうかなり笑えた。うん、笑えた。一方「子ー大×友=忘」の方はというと、笑いの中にしんみりさせる話が上手くブレンドされていて、もう少しお話を膨らませれば、1回の公演にこれ1本でも十分いけそうな作品だった。「田舎から東京へ、お笑い芸人を目指して出て行った順平。故郷の村がダムに沈む事になりかつての級友達と同窓会を開く事に」という粗筋だが、「いい話」のツボを抑えてるなーという感じだ。想像が膨らむよね。
同窓会といえば、先日観にいったキャラメルボックスの『サボテンの花』も、若者達が同窓会に集まるシーンから始まっていた。こちらは失敗作だったように思うけれども・・・。
終劇後、ロビーで『The old CLOCK』のDVDを購入した。何でも昨年の池袋演劇祭大賞受賞作だそうな。物販のテーブルに並べられているのが目に入ると、もう気になって仕方がなくて、A、B、C の幕間ごとに「買おうかな、どうしようかな、再演されるかな、されなかったら観れないしな、でも結構するしな、やめとこうかな、でも欲しいな・・・」とチラチラチラチラ横目で観てたんだけれども。やっぱり誘惑に負けて買っちゃった。こういうところ、子供の頃から変わってない。気がする。
まだ観てないんだけど、興味ある人はお貸ししますです。
ところで今度の土曜夜、キャラメルの『まつさをな』を観にいくんだけど、誰か行かん?
posted by うめ at 21:48| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月21日

キャラメルボックス『サボテンの花』

キャラメルボックス『サボテンの花』

■3月21日(水) 19:00〜
■@新宿シアターアプル
■西川浩幸、菅野良一、岡田さつき、前田綾、篠田剛、青山千洋、渡邊安理、阿部丈二、多田直人、石原善暢、小林千恵、阿部祐介、井上麻美子、
■Guest コング桑田
■ストーリー
一月。三学期が始まったばかりの、都内のある小学校。
教頭をつとめる権藤に、驚くべきニュースが飛びこんできた。
ワンパクで有名な六年一組の子供たちが、
卒業研究のテーマを「サボテンの超能力」に決めたというのだ。
サボテンには人間の心がわかる、それを僕らの力で証明してみせると。
教師一同は大反対。
しかし、権藤は子供たちの強い意志に打たれ、教師たちを説得する。
すると、子供たちは研究と称して、次から次へと事件を起こす。
三月末には定年を迎え、教壇を去る権藤。
はたして権藤は無事に退職できるだろうか?
子供たちは「サボテンの超能力」を証明できるだろうか?
60歳の権藤と、12歳の子供たちの、熱いバトルが今、始まる!
posted by うめ at 23:07| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月16日

『橋を渡ったら泣け』

橋を渡ったら泣け

■3月10日 19:00〜
■@渋谷シアターコクーン
■作:土田英生
■演出:生瀬勝久
■出演:大倉孝二/奥菜恵/八嶋智人/小松和重/鈴木浩介/岩佐真悠子/六角精児/戸田恵子
■ストーリー:明日かもしれない近い未来、日本は未曾有の大災害に襲われた。生き残った数少ない人間は、瓦礫の中、自分達の力で生きていくことを迫られた──。
大災害から1ヵ月以上が過ぎた。ここ、信州・乗鞍岳の近くでは、数名でコミュニティをつくり、共同生活を送っている。人々は、つきとめられない原因を考えるより、現状を受け入れ、とにかく生きていくために冷静になることを選んだのだ。食品会社の倉庫にあった缶詰と湧き水で命をつなぎ、未来への緩やかな絶望を身につけながらも、人々は意外とのんびり暮らしている。
そこに、ひとりの男がやってくる。パンダの観光船で流れ着いたというその男は、自分達以外にも生きている人間がいたという希望と、閉塞し始めていた集団に新しい風をもたらすのだが──。



b98と。台詞の応酬でどうこう、人の心情や成長がどうのこうのというタイプの作品ではない。大災害を逃れた人々が作るコミュニティという「場」を描いた作品。
人が狭いコミュニティの中で権力を握ると、まるで独裁者のように振舞うようになる。そして、それに追随するコバンザメのような者も出てくる。しかし彼がその権力を失ってしまうと、一気にコミュニティの権力構造の最下層に追いやられ、コバンザメは新たに権力を握ったものに媚びるようになる。そういう構造を非常に分かりやすく描いてあった。
決して詰まらなかったわけではなく、十分楽しめたのだけれど、今このタイプのお話を作品として世に出すということは、二番煎じのそしりを免れないような気もする。ジョージ・オーウェルの『動物農場』や、ゴールディングの『蠅の王』などで幾度も語られているではないか、と。テーマや設定に被る部分が多いからこそ、それ以外の部分で「新し」かったり、演技や演出に光るものがあったりしたかというと、そうでもなかったのが残念だ。設定について語ると、その芝居の8割は語ったことになる作品というのは如何なものか。

けれども観劇後、『橋を渡ったら泣け』について、にんじんやでb98と面白く話ができたのでよしとする。
posted by うめ at 23:08| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

少年社中『チャンドラ・ワークス』

少年社中チャンドラ・ワークス

■2月10日 14:30〜
■@中野 ザ・ポケット

「オレは夢を見た・・・夢を見る者たちがいる。夢を見たけれども、夢を叶えることができずに去っていく者たちがいる。ここは夢を叶える者たちの工房、チャンドラ・ワークス!」だったっけな・・・駄目だ、曖昧だ。やはり北島マヤは凄い。

僕らが在学中の劇研といえば、「Cretan Crete(クリータンクリート)」、「チャリT企画」、そして「少年社中」だ。在学中は一度も観にいったことがなかったけれども、そして周りに観劇が趣味だというヤツも居なかったけれども、何故かみんな劇研の劇団名は知ってたんだよな。やはり演劇といえば早稲田、早稲田といえば演劇だったんだろうか。

僕にはファンタジー風味の芝居はピンと来なかった。
せっかくインドの世界観を借りているのだから、小道具大道具をもっと工夫すれば良いのに、と強く思った。マンダラ、梵字、真鍮製の道具とかぜんまい仕掛けの機械とか。そうしたらもっと未来とアジアの融合した、不思議な雰囲気を演出できたろうに!

もう一度別の作品を観にいってみようと思う。
posted by うめ at 22:38| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

熱帯倶楽部『デンキ島』2 回目

熱帯倶楽部『デンキ島』2 回目。

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■2月9日 金曜日 19:00〜
■@新宿シアターモリエール

1回目を観終わった瞬間にもう1度観なければと思った。
余韻に浸りながら、僕も簡単なところをうろうろしとっただけなんかなぁと思ったり。

主人公がバイクにまたがって走り出す最後のシーン。
初回では台詞がなかったが、この日は「オヤジ、ツーリングやが」という台詞が挿入されていた。
posted by うめ at 22:04| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

熱帯倶楽部『デンキ島』1回目

熱帯倶楽部『デンキ島』

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■2月7日 水曜日 19:00〜
■@新宿シアターモリエール

■作・蓬莱竜太(モダンスイマーズ)
■演出・松村恵二
■出演

石橋和也/石村実伽/一倉梨紗(うさぎへび)
今村有希(激弾BKYU)/大根田良樹
小野瀬弥彦(劇団桟敷童子)/笠原秀幸
加藤 眞/木暮拓矢(流山児★事務所)
佐藤銀平(演劇集団 円)/詩梨
畑中智行(演劇集団キャラメルボックス)
原田恵子/平島 茜(天然スパイラル)
呂美(ホリプロ・ブッキング・エージェンシー)


「今は、まわりに人を増やして生きていけんがよ」
「おれは、おれらみんなしんちゃんみたいになりとぉて、簡単なとこをうろうろしとっただけやった!」
「俺は何でもええよ」
「おれはお前らの兄貴やないげんぞ!」
「かっちゃは早う死んで、とっちゃんは借金たくさん残していってもうて、ねっちゃは病気になってもうて・・・みんなあんたに押し付けてしまうね・・・恨んどるやろねえ、恨まんとってねえ」
「ダラか!」
「それを聞かされているあたしは何なんでしょう」
「しんちゃん、ごめん、おれ、東京で頑張ったけど、頑張れんかった・・・頑張り切れんかったあ・・・!!!」
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『フール フォア ラブ Fool for Love』

『フール フォア ラブ Fool for Love』

2月4日 日曜日 19:00〜
@渋谷PARCO劇場

香川照之 :エディ
寺島しのぶ:メイ
甲本雅裕 :マーティン(その地のメイの友人)
大谷亮介 :老人
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劇団PEOPLE PURPLE『ORANGE』

1月14日(日)
劇団PEOPLE PURPLE『ORANGE

舞台は、神戸の「湊山消防署」。ここには日々命の最前線で闘う者たちが居た。
湊山消防署の小日向や石丸は普段はふざけあったり、鍛錬しあったり、談笑しあったり、何気ない時間を過ごしていてもいざ指令が入れば自分の命をかけてでも要救助者のために災害現場に突入する。消防士なら誰もが憧れる特別救助隊員、通称「オレンジ」である彼らだが、10年前、大きな敗北感を味わっていた。阪神・淡路大震災。その時に起こった真実の物語が、そして今、災害と闘い続けている消防士達の真実の姿が、明らかになる。



今回上演されたのはLongバージョンだった。2部構成になっていて、休憩を挟んで3時間半あまり。前半は、消防隊員たちの穏やかな日常の場面から始まる。ギャグがたくさん織り込まれていて、客席の笑いが絶えない。「欧米か」に爆笑。芸人本人のネタより断然面白い。
客席に一体感が生まれたところで、ベテラン隊員が新米隊員たちを集めて、震災のときの話を始める。あのとき何があったのか、消防隊員はどんな働きをしたのか。舞台上で1995年1月の神戸の様子が再現される。
潰れた家々を回り、呼びかけに答えた人のいる家から救助活動を始めたこと。応答のない家を後回しにしようとして、家族に罵倒されたこと。崩れた家から何とか助け出したけれども、死んでいた子供のこと。その親から、泣きながら感謝されたこと。崩れた柱と家具に囲まれて脱出できなくなった女性が、火が迫っているにもかかわらず、「私はいいから他の家に助けにいってあげて」と言ったこと。そしてその家が火にのまれてしまったこと。消防隊員自身の家族が犠牲になったこと。それにもかかわらず彼は救出活動を続けたこと。地震が発生してからの数日間の様子が演じられる。いずれのエピソードも、実際の出来事を元にしているらしい。
そして後半は、1人の若い消防士にスポットが当たる。彼は消防士の中でも一握りの者しかなれない特別救助隊員を目指していた。特別救助隊員はオレンジ色の制服にちなんで、通称「オレンジ」と呼ばれている。後半についてはネタバレになるので詳述しないが、「なぜ自分の身を危険にさらしてまで人の命を助ける仕事についているのか」、悩む消防士の姿が描かれる。

実は、この公演を知ったとき、見に行くかどうか非常に迷った。「未曾有の災害に立ち向かう消防士たちの姿」というテーマはいかにもキャッチーだ。お涙頂戴が目的の作品なんじゃないかという不安があった。僕は軽薄なセンチメンタリズムが嫌いだ。
けれどもね、この作品はよかった。観客を泣かせるためだけに作られた芝居じゃなかった。一方的なヒロイズムだけが描かれてるのではなかった。また、震災という圧倒的な暴力に屈服する人間の無力さを描きながら、そこで虚無主義に陥るのでもなかった。無力であるということを自覚しつつも、次のステージへ進むためにもがき苦しむ姿がきちんと丁寧に描かれていた。また、観客に震災や人命救助について考える余地も残してくれた。

そういえば、クロード・ランズマン監督の『SHOAH(ショアー)』という映画について語ったことはあっただろうか。ナチスによるホロコーストについての証言を集めたドキュメンタリー映画だ。脚本もなく、役者もおらず、記録映像やナレーションもない。全編9時間30分を通して、ホロコーストの生き残りたち(被害者側のユダヤ人もいれば、加害者側のゲシュタポ、SS0もいる)へのインタビューで構成されている。この作品をスピルバーグ監督の『シンドラーのリスト』と対比してみることで、見えてくるものがあるのだが、長くなるのでいつかまた別のときに話すことにしよう。また、ショアーを語る上で避けて通れないのが、アドルノの「アウシュビッツ以降、詩を書くことは野蛮である」という言葉だけれども、
posted by うめ at 21:40| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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