『いまを生きる』 梅風呂

2008年04月13日

『いまを生きる』

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『いまを生きる』

Dead Poets Society
監督 ピーター・ウィアー
製作 スティーヴン・ハーフ
ポール・ユンガー・ウィット
トニー・トーマス
脚本 トム・シュルマン
出演者 ロビン・ウィリアムズ
イーサン・ホーク
ロバート・ショーン・レナード
音楽 モーリス・ジャール
撮影 ジョン・シール
編集 ウィリアム・アンダーソン
配給 ブエナビスタ
公開 1989年6月2日
1990年3月24日
上映時間 128分
製作国 アメリカ
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先日テレビのチャンネルを回していて目に飛び込んできたのが、ウォルト・ホイットマンの詩を読み上げるロビン・ウィリアムズの姿。おやっと思って新聞のテレビ欄を確認してみると、はたして『いまを生きる』だった。はじめてこの映画を観たのは中学生の頃だったか。急に懐かしさが込み上げてきたので、さっそく DVD をレンタルした。
おそらく中学生の頃は、ロビン・ウィリアムズ扮する教師の指導方法に感心したり、「人とは違う道を歩み、"いまを生きる" ことが大切なんだ!」という素直な教訓を得たりしていたんだと思う。けれども大人になってあらためて観てみると、単純に青春感動映画として観ることはできず、いろいろと考えてしまった。たとえば、芝居の件で相談に来たニールにキーティングが与えた助言は至極もっともな内容だったけれど、あの状況でははたして最適なものだったのか。また、あの時代の全寮制の学校あっては、キーティングの指導方法は急進的に過ぎるのではないか。ニールの父親はニールに過剰な期待をし、決められた道を用意してやることこそが善だと考えていたけれど、何が彼にそうした強迫観念にも似た考えを抱かせたのか。キーティングが学校を去るとき、"死せる詩人の会" のメンバーたちが机の上に上って彼を見送るが、よく見るとクラスの半数以上は椅子に座って俯いたままだ。彼らはどんな気持ちなのか。などなど。元気を貰うつもりで再生ボタンを押したのに、変にあれこれ考えてしまうことに。けれども、キーティングの考え方、他の教師や両親達の考え方、そしてニールのとった行動に対する判断が観る者に委ねられているという点で、良い映画だと思う。

ちなみに『いまを生きる』をレンタルするにあたって、「ぽすれん」というレンタル サービスを利用した。これは、ネットで予約した DVD を郵送か佐川のメール便で届けてくれるサービスだ。店舗に行く必要がなく、返却も郵便ポストに投函するだけで OK。返却期限が設けられていないので、急に仕事が立て込むことのあるフリーランサーにとってはありがたい。
posted by うめ at 22:38| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 映像作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
紋切り型の感想ではなく、
観る人自身の感性が変化した結果、違う感想を抱かせる映画もなかなかgoodだと思う今日この頃。
俺は『シャイン』がそうでした。
昔は「ふ〜ん」だったけど、この前観た時は「う〜む」と唸ってしまった。
子供を愛するが故・だけど自分の所有物であって欲しいとも思う厳しい親父の愛情、その真意を図りかねて翻弄する息子。切ないスレ違いを感じたぜ。
ただの音楽映画じゃなかったのね。
青かったな、高校の頃は(笑)
Posted by ISO at 2008年04月14日 21:29
> 子供を愛するが故・だけど自分の所有物であって欲しいとも思う厳しい親父の愛情、その真意を図りかねて翻弄する息子

『シャイン』ってそんな映画なんだっけ。ピアノ弾きの映画という印象しかなかった。そういえばこの映画のおかげでラフマニノフのピアノ協奏曲が有名になったんじゃなかったっけ。

梅風呂読者にはピアノの会関係者が多いので、『シャイン』を観た人も多いはず。

今度観てみるかな。
Posted by うめ at 2008年04月17日 23:59
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