『私の愛国心』 梅風呂

2004年09月27日

『私の愛国心』


友人に影響されて、ナショナリズムやテロリズム、自衛隊派遣、右傾化などについて論理的に考えてみようと思い立った。そこでまず知識を仕入れようということで、朝日新聞の書評で紹介されていた香山リカ『私の愛国心』を読む。

が、あまり得るものがなかった(途中からは飛ばし読み)。
ロジックが甘いのである。
また、アナロジー(AとBの関係をもとに、CからDを導き出す:つまり数学で「2:5=4:Xのとき、Xの値を求めよ」という問題を解く手法と似ている)っぽい推測が随所で行われているのだが、個人と国家という大きく異なるレベルの話を同じ理論で論じようとしているのだ。1:7=126,000,000:X、みたいな・・・。


「この問題はこんな数行でけりをつけられるもんじゃないだろ!」と突っ込みたくなる部分も多々。

しかし、

・現代人は自分の手の届く範囲のことにしか興味を示さなく なっている
・他人に起きた事が自分に起きた場合、どうであるかという 想像力の欠如
・善悪2元的な価値判断しか下さない傾向が強まっている
・それらの一因として、内的不安の打消しや自己肯定の欲求 があげられる

などにはまあ一応納得。

今度はチョムスキーの最近の著作を読んでみようと思う。

posted by うめ at 02:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。