『白い犬とブランコ−莫言自選短編集』 梅風呂

2005年06月21日

『白い犬とブランコ−莫言自選短編集』

莫言『白い犬とブランコ−莫言自選短編集』読了。訳者は吉田富夫。


作者は、中国のガルシア・マルケスとも言われる莫言である。ペンネームは「言う莫かれ」という言葉からつけたという。


竜巻
涸れた河
洪水
猟銃
白い犬とブランコ
蝿と歯
戦争の記憶断片
奇遇
愛情
夜の漁
奇人と女郎
秘剣
豚肉売りの娘
初恋


以上の短編が本書に収められている。いずれも極貧の農民生活の断片を描いた作品だ。中国のガルシア・マルケスと言われるのもなるほど納得でき、作品は時折異常な飛躍を見せる。現実に根ざした素材を元に描いているのだが、そこに作者の想像力がブレンドされて、幻想的とも異様とも言えるような空間が立ち上がる。まさに魔術的リアリズム。

各編の内容については、こちらのサイトを参考にして下さい。おすすめの短編集です。
posted by うめ at 22:22| バンコク ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | アジアの本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
さいきん本が進まないやじまです。こんばんは。
手軽に読めそな短編にも、手を出してみようかしら、とか思っていた矢先。読めたら読みまーす。

そういえばこないだ、有島武郎の「カインの末裔」を見つけました。今はもう絶版みたいですが新品GET。わーい。
Posted by やじま at 2005年06月22日 23:32
>やじ君

理事会おつー。
いざ短編を読もうと思い立ったら、お勧めの本貸すよ〜。短編ならカフカやジェイムズ・ティプトリー・ジュニアなんかが面白いよ。

ところで絶版の『カインの末裔』なんかどこでみつけたんだ・・・。
Posted by うめ at 2005年06月23日 01:02
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