重松清『流星ワゴン』読了 梅風呂

2005年03月13日

重松清『流星ワゴン』読了

重松清『流星ワゴン』読了。

大学時代のサークルの友人、みほに薦められて購入。読みやすかったので一日弱で読了。ロディ・ドイルの『星と呼ばれた少年』を読みかけなのだが、こちらはとてもリアルにヘビーな話なので娯楽としては読めない。しおりを挟んだままだ。


さて、初重松清である。『ビタミンF』とか『ナイフ』で有名になった作家ということで、へそ曲がりの僕はちょっと胡散臭さを感じていたのだが、この『流星ワゴン』はなかなか良かった。


以下は粗筋。


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38歳、秋。ある日、僕と同い歳の父親に出逢った…。
僕らは、友達になれるだろうか?
死んじゃってもいいかなあ、もう……。38歳・秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。そして自分と同い歳の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。やり直しは、叶えられるのか?「本の雑誌」年間ベスト1に輝いた傑作。

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最初は何だかドラマか映画でも見ているような感じがした。主人公やワゴンを運転する男の置かれた状況が、あまりにもベタだったからだ。30代子持ちの男の設定として、テレビドラマなどで使われそうな感じ。作中に出てくる子供たちも同じだ。

読み始めは登場人物達の人間像がいかにも「うそ臭い」なーと思ってしまったが、ちょっと考えてみると、現実がドラマに似ているのではなく、ドラマが現実を映しているのである。案外現実なんてこんなうそ臭くてベタな状況が溢れているのかもしれない。
(まあ、キレイ事で終わらないラストが、作品全体によりリアル感を与えている。)

まあそれは置いておいて、設定が面白い。構成もよく、終盤に差し掛かるまではどのような展開になるか読めなくて、続きが気になる。あー仕事があるのにがんがんよんじった。やべ。
posted by うめ at 00:31| バンコク | Comment(2) | TrackBack(0) | 日本の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「大学時代のサークルの友人、みほ」です。
うめちゃん、もう読んでくれたのねー!!
『流星ワゴン』は久々に夢中になって読んだ本でした。
あと、池井戸潤の『不祥事』も面白いです。これはただの娯楽本として。
わたしが勤務していた会社がモデル(というかそのまんま)なので。
水戸黄門でも見るような気持ちでどうぞ。
Posted by みほ at 2005年03月13日 19:33
現代版水戸黄門といえば、
金曜日のドラマ「特命係長・只野仁」。
見るたびに大笑いしてる。
Posted by うめ at 2005年03月13日 23:20
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