石田千『月と菓子パン』読了 梅風呂

2005年02月15日

石田千『月と菓子パン』読了

石田千『月と菓子パン』読了。

先日書いた記事の通り、朝日新聞の夕刊に石田千の短いエッセイが掲載されていた。その言葉遣いが素敵だったので、新宿にできたジュンク堂に出かけていって、試し買いしたのである。


実は、いわゆるエッセイ集をじっくり読んだことがなかった。購入するのは、もっぱら小説か評論だった。
『月と菓子パン』を読んで、エッセイストとはこんなに素直で、美しい言葉を使うのかと驚いた。文体の好き嫌いは別として。自分の書く日本語に対して意識的であることが大切だと思った。

内容も素朴である。エッセイというより随筆といったほうが良いかもしれない。筆者の住む下町の商店街の人々、古くからある店、路地に住む猫、お酒やご飯などに対して、素朴でからっとした眼差しが注がれている。


一応四部構成になっているが、前半の方が良いように思った。書きたいことがきちんと纏められている気がする。『踏切趣味』という第2作が先日発売されたようなので、近々購入しようと思う。楽しみである。



さて、一度試してみたい読み方がある。
僕はこの『月と菓子パン』を一日程で読みきってしまった。しかし、一度エッセイや日記集などを一日一作ずつ読んでいってみたいのである。筆者の綴ったスピードに近づけてみたい。描かれている季節に合わせて、一年をかけて読んでみたいと思った。そんなゆっくりしたスペースで読んでいくと、また違った感じが得られるかもしれない。
posted by うめ at 20:45| バンコク ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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