『灰色の輝ける贈り物』アリステア・マクラウド著 読了 梅風呂

2006年05月22日

『灰色の輝ける贈り物』アリステア・マクラウド著 読了

4105900323.09.LZZZZZZZ.jpg

アリステア・マクラウド著 中野恵津子訳『灰色の輝ける贈り物』読了。

今年1月に読んだ『彼方なる歌に耳を澄ませよ』の作者、アリステア・マクラウドの短編集。非常に寡作な作家のようだ。

都市生活者と田舎生活者、壮年を過ぎた大人と若者、死者と生者、それらの間い横たわる深くて哀しいギャップが描かれている。地方から出てきた人、親の世代と自分の間にギャップを感じている人が読むと、特に感慨深いものがあるかもしれない。僕もちょっと身につまされるものがあった。「船」と「広大な闇」が特に良かった。

自然の描かれ方が素晴らしいんだ。舞台となっているケープ・ブレトン島は、赤毛のアンで有名なプリンス・エドワード島の真東に位置している。カエデ(カナダの国旗に描かれている)をはじめとする草木、花、海、丘、空の描写が気持ちいい。冬は魂まで凍りそうなくらい寒いようだけど。一度行ってみたいよな。

現在、『灰色の輝ける贈り物』の次に出版された『冬の犬』を読んでいる。
posted by うめ at 21:22| バンコク ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 北米の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/18221390

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。