梅風呂

2010年06月20日

町田康『告白』



アンラッキーヤングメン 1


告白


図書館でのこと。カウンターで前に並んでいた女性が湊かなえの『告白』を返却したのに気が付いた。司書にその本を借りられるか尋ねたところ、予約ランキングの紙を指さしながら「いやいや、今『告白』は凄いですよ。予約が200件を超えていて、今予約されても借りられるのは2ヶ月半先です。凄いですよ」と「凄いですよ」を連発した。いやはや恐れ入りました。映画化の影響は凄い(ちなみにあの『1Q84 BOOK3』の予約は400件を超えている)。


仕方がないので、以前から気になっていた町田康版『告白』を借りて帰ることに。ほかに読みたい本が出てきたので途中までしか読めていないのだが、噂に違わずなかなか面白かった。文体の面で言えば、この本の醍醐味は河内弁と妙に思弁的な標準語が入り交じっているところにある。内容の面でこの小説を一言で表すと(こんなに分厚くて饒舌な小説を、しかも最後まで読んでもないのに一言で言い表すなんて、失礼千万なことだけれども)、啄木の「人間のつかはぬ言葉 ひよつとして われのみ知れるごとく思ふ日」。大塚英志の原作を藤原カムイが漫画化した『アンラッキーヤングメン』を思い出した。


時が来たら続きを読むことにしよう。


posted by うめ at 22:23| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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