梅風呂

2008年03月24日

ジオラマで見る懐かしの昭和/姫路リバーシティ

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神戸新聞の記事で知った、「ジオラマで見る懐かしの昭和」展を家族で見に行ってきた。
特設会場に大きなジオラマが 3 つ設置され、敗戦直後から昭和 30 年代くらいまでの街並みや庶民の生活が再現されていた。造形作家の南條亮氏の手によるものだ。
上記の写真は敗戦直後の街並みの一部である (かなり大きいジオラマなので、全体を撮ることはできなかった)。不思議なもので、じっくり見ていると想像力が働くのか、人形ひとりひとりの物語が思い浮かんでくる。一人泣き叫んでいる女の子は、混乱の中で親とはぐれてしまったのだろうか。ザックをしょってうなだれがちに歩く青年は、これから帰る場所があるのだろうか。写真手前でうつぶせになっている若者は、単に休んでいるのか、それともひもじくて倒れているのか。
人形たちにはデフォルメされている部分もあるのだが、現実の一瞬を切り取ったようなリアルさがあった。


両親とは、このほかにも何度か人形展に行ったことがある。昨年は渡辺うめさんという明治生まれの女性の人形展を見た。南条氏の人形は粘土製だが、渡辺うめさんのものは布製だ。そのため、独特のやわらかさがある。どちらかというと南條氏のものはメッセージ性が強く、人形の側から訴えかけてくるような印象を受けたが、渡辺うめさんの人形からは、作者自身の人形に対する慈しみ、ひいては農村やひとびとへの優しいまなざしを感じられた。
posted by うめ at 00:30| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月20日

「ちりとてちん」を 4 回観る日

多いときは 7:30 から BS の本放送、8:15 から地上波の本放送、12:45 から地上波の再放送、19:30 から BS の再放送を観る。1 回目より 2 回目が、2 回目よりも 3 回目が面白いというのが「ちりとてちん」の凄いところ。家族全員で呆れるくらいはまっていて、来週でお別れなんて信じられない、4 月から何を楽しみに生きようなんて毎日言い合っている。続編の制作が決定したとのことだが、むしろ半年延長して 9 月末までやってほしい。
posted by うめ at 21:42| 東京 ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | 映像作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月15日

それから

姫路に戻ってきてからはや 2 週間あまり。久しぶりに家族と一緒に暮らすので最初は戸惑うかと思っていたが、そんな心配はまったく無用だった。お互い過剰に干渉はせず、ちょうどいい間隔を保っているように思う。

引越しからこちらのあれこれを簡単に報告。
3 月 1 日 (土)、友人たちの助けを借りて荷物の運び出し。夜はサークルの同じ学年、ひとつ下の学年の仲間を中心に飲み会。みんなとの別れ際に不覚にも涙してしまったが、あれは自分でも謎。本当に謎。その夜は、からっぽになった部屋で一人寝。物がないと音の響き具合がぜんぜん違うんだ。「あー、あー、テステス」などと声を出してみたり。
3 月 2 日 (日)、朝、高校時代の親友 K が別れの挨拶に来てくれる。ふたりでいつものように馬鹿を言いながら残りの荷物をまとめ、部屋の鍵を不動産屋に返却。

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K と別れ、新宿へ。ぺぺの喫茶店で b98 たちと最後のお別れ。新宿駅まで見送ってもらう。東京で最後に顔を合わせたのが b98 というのは何だか感慨深い。そうそう、一文受験の帰り、荷物を預けたコインロッカーの場所が分からなくなって新宿駅で右往左往したことを思い出したんだった。中央線でひとり東京駅へ。片道切符を発券して新幹線に乗る。

3 月 3 日 (月)、荷物が届く。本を詰め込みすぎて重くなったダンボールをせっせと自分の部屋に運ぶ。それしきのことでと言われるのが恥ずかしくて、筋肉痛になったことは親に言っていない。

3 月 4 日 (火) からの 1 週間は、荷解きと諸々の手続きであっという間に過ぎていった。

3 月 8 日 (土)、なかちと垂水のアウトレットモールへ。春物の服数点と、靴を購入。その後なかちの幼馴染じみと合流し、日本で唯一という元町のチリ料理やに行く。ワインも料理も予想以上にうまかった。

3 月 9 日 (日)、既にアサインされていた仕事を始めようと仕事用 PC の電源を入れるも、立ち上がらず。そういえば数日前から HDD 付近から異音がしていたと思い至る。プライベート用の eMachines も購入してから 5 年になるので、新しい PC を購入することにする。b98 が良いと言っていた HP の PC を最初に検討したが、既に XP 搭載機種はなし。仕方なしに DELL に当たってみる。が、いまいち気が進まない。確かに安いのだが、メリケンさんは気に入らぬ。ということで、お次はエプソンダイレクト。モデル展開の分かりやすさとサポートの良さが気に入り、即決定。Endeavor MR3300 というモデルをカスタマイズして購入しました。

http://shop.epson.jp/mr3300/

Endeavor MR3300

OS : Windows XP Home Edition
チップセット : インテル® G35 Express
CPU : インテル® Core™2 Duo プロセッサ E8400 (3 GHz)
HDD : シリアルATA II 160 GB
メモリ : PC2-6400 DDR2 SDRAM 1.0 GB
CD/DVD : スーパーマルチドライブ(DVD±R 2層書込)
保証 : 4 年間訪問修理

これでだいたい 13 万くらい。PC も安くなったものだ。エプソンダイレクトのいいところの 1 つが、納期が短いということだ。注文してから中 2 日で届いた。ちょうどこの頃、東京の不動産やから敷金全額返還 (クリーニング代を除く) の連絡が入ったので、気が大きくなり 22 インチのワイド液晶ディスプレイも合わせて購入。これまで 17 インチのものを使用していたので、作業領域がぐんと広くなった。A4 サイズの紙を 2 枚並べられるくらいか。

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こんな具合に、Sleipnir のタブを縦方向に並べられるようになった。大いに満足、満足。
PC も買い換えたし、これでようやく姫路で仕事と生活をする環境が完全に整った。今の梅風呂の部屋は、こんな感じです (写真のサイズがでかいのはご容赦を)。

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あと、次の写真は玄関。東京を離れる間際に Trueeyes が餞別にくれた絵を飾っている。母親がいたく気に入っていた。ありがとね。

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・・・というわけで、梅風呂は元気に暮らしています。苦手だった炊事洗濯掃除は親がやってくれるので、実家暮らしは本当に楽です。東京のみんなに会えないのは寂しいですが、というよりも寂しくなるだろうからあまり考えないようにしているのですが。
GW 後半に上京する予定です。ラ・フォル・ジュルネ 2008 のコンサートをいくつかピックアップして聴こうと思っていたのだけど、目的のチケットを 1 つもとれなかったので、急遽劇団四季のウィキッドを観ることにしました。2 〜 3 日は滞在するので、時間がある人は遊んでね。チャオ。


P.S. そうそう! 餞別のフットマッサージ機はまだ届いてません。。。届き次第レポートします。
posted by うめ at 23:25| 東京 ☀| Comment(9) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月01日

ここから始まった

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いよいよ引越しが迫ってきた。要らない家具家電はすべて処分した。荷造りもあらかた終わっている。モノが減ってがらんとした部屋でこれを書いている。

昨日、生協の元同僚たちが送別会を開いてくれた。約束の時間まで少し余裕があったので、西早稲田キャンパスと文キャンをぶらぶらした。
結局、東京での僕の生活は早稲田に帰趨するんだ。たくさんの仲間に出会えた。孤独を知った。文学を齧った。煙草を覚えた。倫理観と思考の方向性が固まった。「翻訳者」という職業を知った。・・・僕にとって、東京を離れるということは早稲田から離れるということにほかならない。卒業したのは5年も前だというのに、ようやく、本当の意味で早稲田から卒業するような気がしている。

10年前、一文受験の帰りに、『'98 東京見聞録』という情報誌を貰った。賃貸の情報や引越しのノウハウ、一人暮らしの知恵などが記載された無料誌だ。その冒頭に掲載されていた詩が印象的だったので、今までずっと手元に置いている。ちょっと引用させてほしい。


東京 早稲田大学卒K

あの日、僕は東京にやってきた。
それまで何度が旅行で訪れたことはあったが、
あの日の東京は特別だった。
東京駅に降り立ち、人込みのなかで背伸びを始めた僕は、
東京を彩るすべての風景を自分のものにしようとしていたのだと思う。
それは、旅行者の気ままさとは違う。
ましてや夢破れ、逃避行の虚しさに沈んでいたものとも違った。
新しい自分に会いたくてうずうずしている気分。
そう。おそらく、そんな思いで東京を見つめていたに違いない。

標(しるべ)のない街・東京。
誰もが遥かなる夢を抱き、
訪れ、通過し、旅立つ街。
人それぞれの人生模様が交差し、
喜怒哀楽が放射線状に拡散する街・東京。

そんな東京暮らしを始めて幾つ年を重ねただろう。
僕はいつの間にか東京に馴染んでしまった。
あの日、目を見張った華やかな都市の表情も
僕にとっては近しい日常風景だ。
色とりどりのファッションも、
豊かな食も、
あふれるばかりの情報も人も、
ごくありふれた暮らしの1コマにすぎない。

僕は新しい自分に出会えただろうか?
都会のうつろいやすい時空のなかで、
変わった自分は出会いたかった自分なのだろうか?

その答えは誰も知らない。
過去も、未来も、現在さえも
僕に教えてくれるものは誰もいないだろう。
ただひとつ
僕に確かなことがいえるとすれば、
東京は、僕が求めたものを
僕が求める程度に与えてくれたということだ。


これから東京へ旅立つ君に、
今の僕が輝いてみえるかどうか、
僕には知る由もない。
でも僕は生きてきた。
自分の思いのままに。
そして僕はそんな僕が大好きだ。
そしてこれからも東京に暮らし続けるに違いない。


この詩は僕にとってお守りみたいなものだった。落ち込んだり、挫けそうになったりしたとき、この情報誌を引っ張り出してきて、「東京は、僕が求めたものを僕が求める程度に与えてくれる」というくだりを繰り返し読み、自分を鼓舞した。手元の雑誌を見ると、この部分に横線が引いてある。
確かに、東京は僕が求めたものを、僕が求める程度に与えてくれた。
僕はこの詩を書いた人とは違って東京を離れてしまうけれども、これからは、この一文の「東京」の部分を「人生」に置き換えて読むようにしようと思う。「人生は、僕が求めたものを僕が求める程度に与えてくれる」と。
posted by うめ at 01:16| 東京 ☀| Comment(8) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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