梅風呂
2012年05月04日
【弾いてみた】Brahms Intermezzo op.118-2
ブラームスのインテルメッツォを練習。課題多し。
方向性はわかってるつもりなんだけど、何だか鳥籠の中の小鳥みたい。
もっと素敵に弾けるよう頑張るぞー! おー!
今まで音楽の神様がおりてきた瞬間に何度か出くわしたことがあるけど、その中の1つが、アウクスブルクの学生寮でKっしーが弾いたこの曲。あのときのインテルメッツォは言葉を失うほど素晴らしかった。
2012年03月10日
【弾いてみた】なごり雪
【弾いてみた】東京で雪が降ったみたいなので、なごり雪を弾いてみた。かなりクラシック風味。緊張してミス多いけど聞いとくれ(ノ∀`)
http://www.youtube.com/watch?v=yNBzJ3_Qaz4&feature=youtu.be
てか、仕事と確定申告からの逃避。フリーの皆様、確定申告はお済みですか?
http://www.youtube.com/watch?v=yNBzJ3_Qaz4&feature=youtu.be
てか、仕事と確定申告からの逃避。フリーの皆様、確定申告はお済みですか?
2012年02月21日
夜空の青
「問十二、夜空の青を微分せよ。街の明りは無視してもよい」
岡山の高校生、川北天華さんが詠んだという短歌が気に入って、つらつら考えていた。
この歌のおもしろさは、広がりのある自由なイメージが2重の定型の上に詠まれているところにある。まずは、「五七五七七」という音の定型。字余りもなく、短歌の定型に完全に準拠している。次は、数学の問題文の定型。僕らが高校の頃に取り組んでいた数学の問題は、まさにこういう形式だったよね。こうした重層的な縛り・定型がこの歌の面白さを倍増させている。
それにしても気になるのは、「問十二」のほかに、この高校生はどんな問いと向かい合ったのかということ。若い頃は外からも内からもいろんな問いかけがあるよねえ。
岡山の高校生、川北天華さんが詠んだという短歌が気に入って、つらつら考えていた。
この歌のおもしろさは、広がりのある自由なイメージが2重の定型の上に詠まれているところにある。まずは、「五七五七七」という音の定型。字余りもなく、短歌の定型に完全に準拠している。次は、数学の問題文の定型。僕らが高校の頃に取り組んでいた数学の問題は、まさにこういう形式だったよね。こうした重層的な縛り・定型がこの歌の面白さを倍増させている。
それにしても気になるのは、「問十二」のほかに、この高校生はどんな問いと向かい合ったのかということ。若い頃は外からも内からもいろんな問いかけがあるよねえ。
2011年11月17日
翻訳不可能性をめぐる3つのメモ
まだこのブログを覗いてくれてる人なんているのかな? 酸いも甘いも噛みしめて何とかやっています、というご報告を兼ねて、翻訳不可能性をめぐる3つのメモ。
1. 映画にもなった「ナルニア国物語」の第2巻『ライオンと魔女』で、魔女に唆されたエドマンドが虜になるお菓子と言えばプリンだけど、原文ではTurkish Delight(ターキッシュ・デライト)というトルコの砂糖菓子。日本の子供たちに馴染みのないお菓子だから、訳者が仕方なくプディングと訳した。雪と氷に閉ざされた寒い魔女の城で、冷たいプリンをむさぼり食ったりせんよね。子供心に「寒そう」と思ったものだよ。
2. 明治期に訳された「灰かぶり」(シンデレラ)を読むとね、シンデレラが「おしん」と訳されていたりする (別に、奉公に行ったり50%を超える視聴率をとったりするわけではないよ)。シンデレラを探しに来る挿絵の王子様は、サーベルを下げた軍服姿のおじさん。当時の翻訳者たちは、日本人に馴染みのないものを日本にあるものに積極的に置き換えていた。翻訳というよりも翻案と言った方がいいかもしれない。ちなみに、最初に「シンデレラ」を「おしん」と訳したのは坪内逍遙。シェイクスピア翻訳の先駆けとして有名な文学者だね。
グリム童話の翻訳の歴史については、ナダ出版センターの『日本におけるグリム童話翻訳書誌』に詳しい。ナダ出版センターからは、その他、シャーロックホームズやシェークスピア、児童文学などの翻訳に関する素晴らしい書誌が出ているよ。
http://homepage3.nifty.com/nada/index.html
3. エンデの『はてしない物語』はとてもよくできた作品で、至るところに面白いしかけがある。たとえば、『はてしない物語』の中で語られる『はてしない物語』は全部で26章あるけれど、これはアルファベット26文字と対応しており、第1章の書き出しは「A」から始まる単語 (具体的にいうと、Alles = 英語の All) に、第2章の書き出しは「B」から始まる単語 (Bertungen) になっている。第26章の書き出しはもちろん「Z」。これは、「すべての物語はアルファベット26文字で語られる」ということを暗示しているんだね。挿絵にも綺麗な飾り文字が描かれているよ。で、日本語版ではこのしかけがどうなっているかというと、残念ながら反映されていない。ぼくらの言葉は「いろは47文字」だからね。訳者さんも泣く泣くあきらめたのだろう。
これ以外にもいろいろと面白いしかけがあるんだけど、それは別のお話、いつかまた、別のときにはなすことにしよう。
1. 映画にもなった「ナルニア国物語」の第2巻『ライオンと魔女』で、魔女に唆されたエドマンドが虜になるお菓子と言えばプリンだけど、原文ではTurkish Delight(ターキッシュ・デライト)というトルコの砂糖菓子。日本の子供たちに馴染みのないお菓子だから、訳者が仕方なくプディングと訳した。雪と氷に閉ざされた寒い魔女の城で、冷たいプリンをむさぼり食ったりせんよね。子供心に「寒そう」と思ったものだよ。
2. 明治期に訳された「灰かぶり」(シンデレラ)を読むとね、シンデレラが「おしん」と訳されていたりする (別に、奉公に行ったり50%を超える視聴率をとったりするわけではないよ)。シンデレラを探しに来る挿絵の王子様は、サーベルを下げた軍服姿のおじさん。当時の翻訳者たちは、日本人に馴染みのないものを日本にあるものに積極的に置き換えていた。翻訳というよりも翻案と言った方がいいかもしれない。ちなみに、最初に「シンデレラ」を「おしん」と訳したのは坪内逍遙。シェイクスピア翻訳の先駆けとして有名な文学者だね。
グリム童話の翻訳の歴史については、ナダ出版センターの『日本におけるグリム童話翻訳書誌』に詳しい。ナダ出版センターからは、その他、シャーロックホームズやシェークスピア、児童文学などの翻訳に関する素晴らしい書誌が出ているよ。
http://homepage3.nifty.com/nada/index.html
3. エンデの『はてしない物語』はとてもよくできた作品で、至るところに面白いしかけがある。たとえば、『はてしない物語』の中で語られる『はてしない物語』は全部で26章あるけれど、これはアルファベット26文字と対応しており、第1章の書き出しは「A」から始まる単語 (具体的にいうと、Alles = 英語の All) に、第2章の書き出しは「B」から始まる単語 (Bertungen) になっている。第26章の書き出しはもちろん「Z」。これは、「すべての物語はアルファベット26文字で語られる」ということを暗示しているんだね。挿絵にも綺麗な飾り文字が描かれているよ。で、日本語版ではこのしかけがどうなっているかというと、残念ながら反映されていない。ぼくらの言葉は「いろは47文字」だからね。訳者さんも泣く泣くあきらめたのだろう。
これ以外にもいろいろと面白いしかけがあるんだけど、それは別のお話、いつかまた、別のときにはなすことにしよう。


